滝沢演舞城2013(20130427/昼の部)感想その3
第2部は義経。
日生劇場ではずっと平将門でしたから、久しぶりの義経ですね。
義経
以前のタッキーが演じていた義経は、清廉な若武者という印象が強かったのですが、今回は少し違う印象を受けました。
以前より落ち着いて、力強くなっていた気がします。
たぶん、間に平将門を挟んだことや、タッキー自身の年齢が上がったことによるのかなあと。
ちょうど今のタッキーは義経が亡くなった頃と同じ年なんですよね。
実際にその年齢辺りの義経を演じているときが、一番しっくり来るようになったなぁと感慨深いものがありました。
弁慶
弁慶の役は、京本政樹さん。
タッキーもパンフレットで語っている通り、実際には義経の方が似合う方だと思うのですが。
観てみたら、なんの違和感もなく弁慶でした。
さすがにベテランの俳優さんですね。本来なら似合わないであろう役でも、そうと感じさせないことには驚かされました。
大我くんとの親子共演も良かったですね。
あんなにアドリブあるとは思いませんでしたけど(笑)。
この日も、タッキーの歌で何が好きかと弁慶に訊かれて、真之介は『キ・セ・キ』を歌っていました。
あと、父は何をしてるのかと訊かれて「昨日はマッサージに行ってました」「そなたの父も、もう年じゃの」みたいなやり取りもありました(笑)。
真之介の最期の場面は、本当に弁慶から父性のような情愛が感じられて、感動しました。
三郎
今年の三郎は、Snow Man の深澤くんでした。
今までに風間くんや戸塚くんの三郎を観ましたが、比べると深澤くんの三郎はふんわりした印象を受けました。
あんまり土の匂いがしなくて、三郎の軽やかさが前面に出ている感じがして、とても新鮮でしたね。
「ああ、こういう三郎もありかあ」と、目からウロコでした。
アドリブもがんばってましたね(笑)。
義経や弁慶から「滑っちゃったな」だの「そろそろ仕事してほしいな」だの、挙句の果てに「雰囲気でジャニーズ入っちゃったんだよおまえは!」まで言われてましたが←ヒドい(笑)。
(でも、この前に三郎も義経や弁慶に向かってブサイクだのなんだの言ってたので、お互いにヒドい/笑)
でも、めげずにがんばってました。
その他雑感
Jr.もそれぞれ与えられた役をきっちり見せてくれましたね。
個人的には、岩本くんの景時と、林くんの冨樫が特に印象的でした。
冒頭で、義経が弁慶と三郎に声をかける場面があります。
物語が進んで、最後にこの場面に戻ってくると胸を打たれますね。
義経が龍となって天に昇っていった後、本当に寂しい気持ちになりました。
だから、義経から「滝沢秀明」に戻って舞台に再び姿を見せてくれたときには、なんだかとてもホッとして、泣きたいような気持ちになりました。
タグ
2013年5月5日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:舞台