『元禄繚乱』第47回感想
中村勘三郎さん追悼番組の中で、滝沢くんと翼くんが出演した『元禄繚乱』の「四十七士討入り」が放送されました。
中村勘三郎さんのこと
私自身は歌舞伎に疎いのですが、反して母は歌舞伎が大好きです。
テレビで歌舞伎の中継があったり、歌舞伎役者さんのドキュメンタリー番組などがあると母は必ず観ていて、それを私も横目で観ているような環境です。
そのため、勘三郎さんのお人柄や舞台姿は、なんとなく見聞きしていました。
とても朗らかな方で、観客を楽しませることを常に考えている、根っからの役者さんという印象がありました。
まだ60歳にもなっていなかったそうで、惜しまれてなりません。
けれども、勘三郎さんが今まで演じてきた数々の役は、多くの人の心にずっと残り続けるのだろうと思います。
翼くんも、勘三郎さんについてコメントしていたそうですね。
『元禄繚乱』で共演した際に、後ろの方でもいい目をして芝居をしていると褒めてくださったとか。
翼くんにとっても、勘三郎さんと一緒にお芝居ができたことは、大きな財産になっているのでしょうね。
勘三郎さんのご冥福をお祈りいたします。
『元禄繚乱』感想
このドラマは、ちょうど私がタキツバにハマったころに、CSの時代劇チャンネルで放送されていました。
「タッキーも翼くんも出てるなら、観てみなきゃ!」と思って、そのときだけ時代劇チャンネルを契約して(笑)ちょっとだけ観ました。
滝沢くんは、吉良義周。吉良上野介の義理の息子。
翼くんは、矢頭右衛門七。四十七士のひとりですね。
うろ覚えですが、確か町で偶然知り合うんですよね。
……あ、同じ道場に通ってたんだったかな?
なんだか、すっかり記憶が飛んでおります(^^;)
お互い、敵方だとは知らずに話して、ちょっと親しくなっちゃったりするんですよね。
それで、本日放送された討ち入りの回で真実を知るんですよね。
それにしても、なかなかニクいキャスティングですよね。
右衛門七が、気を失っている義周に「死ぬなよ。よしべえ殿」と言うところなんか、ジーンとしてしまいました(「よしべえ」の漢字がわからなくてすみません(^^;))
あたりまえですけど、ふたりとも本当に若いですよね!
顔も目も丸いっていうか(笑)。髷のせいもあるとは思いますが。
しかしながら、すごく凛々しい若武者姿で、役の雰囲気に合っているなあと思います。
まだふたりとも発展途上というか、拙い部分もありますけども、勘三郎さんがおっしゃっていたという「後ろの方でもいい目をして芝居をしていた」というのはすごく感じられますね。
このふたりが、数年後に源義経と那須与一として共演したのだと思うと、感慨深いものがありますね。
そして、さらに数年後『悪党』のような重い過去を背負った人物を深い演技で見せてくれたり、『バーン・ザ・フロア』のような舞台で、堂々と世界のダンサーに混ざって踊る姿を見せてくれるようになるとは。
応援しがいのあるふたりだなあと、改めて感じました。
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2012年12月9日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:テレビ