『鼠、江戸を疾る』第一回【鼠小僧、参上】感想
タッキーにとって久々の時代劇となる『鼠、江戸を疾る』が始まりました!
って、既にもう第五回まで放送されていますが(^^;)
完璧に書くタイミングを外していますが(^^;)初回の感想いきます。
次郎吉と鼠小僧
今作でタッキーが演じているのは「次郎吉」と「鼠小僧」という、ふたつの顔を持つ役。
タッキーの役としては、どちらの顔も珍しい方向ではないでしょうか。
次郎吉の「今日も綺麗だねっ」と女性に言っちゃうような軽めなキャラクターは、すごく新鮮です。
鼠小僧の方は今までタッキーが演じてきた役に近いところもありますけど、やはり町人ということで、言葉遣いが乱雑というか、ラフですよね。そういう部分は新鮮です。
ひとつの役でふたつの違う顔が観られるので、ファンとしてはお得感がありますねー(^^)
次郎吉は泥棒をやっているくらいですし、いわゆる「いい人」とは言えないかもしれません。
(例えば『真夜中のパン屋さん』のクレさんみたいな役と比べれば。)
けれども、金持ちから奪った金を貧しい家に配ったり、弥兵衛から受け取った十両を「弥兵衛さんへのお焼香」として花火代に使ったりと、根っこに優しさを感じます。
特に、鼠小僧は刀を持たなかったり、小袖が宗庵に報復しようとしたときに止めたりと「人が死ぬこと」をできるだけ避けている印象があります。
切腹が潔いとされていた時代を扱っているドラマにおいて、鼠小僧の考え方はとても現代的で、共感しやすいです。
この回では、若君の罪を被った家臣と恋人が心中しようとしているのを聞いてしまい(あー、まったくもう(–;))とでも言いたげな表情になるところがすごく気に入っています(*^^*)
めんどくさいけど、このまま心中させるわけにもいかないし……みたいな顔でしたよね。
鼠の、こういう「人を放っとけない」ところがいいなあと思います(^^)
妹の小袖
小袖は「次郎吉=鼠小僧」ということを知っているようですが、明確に口にはしないですよね。
ここは「『ご苦労様』と、堂々と言えないのがあたしの辛いところね」というセリフもありました。
鼠小僧の正体が露見してはならない、という配慮からでしょうか。
こういうところから、兄に対する情愛やいたわりは感じられるのですが、普段はわりと言いたい放題なのが楽しいです(笑)。
でも、その遠慮のなさが「家族だなあ」と感じられて、いいですね(^^)
広之進に「私は、誰からも助けられてはならない身分なのです」と言っていたのが気になります。
スタジオパークでも司会の方が言っていましたけど、この兄妹は何やら秘密がありそうですね。
両親の話も出てきませんし……。
タッキーの後輩
小袖の道場仲間の広之進役に京本大我くん、ゲストキャラクターの若君役に長谷川純くんが出演していましたね(^^)
広之進は、剣の腕が小袖に劣るし、小袖に気があるようなのに全然気づいてもらえないし、なかなか前途多難ですね(^^;)
広之進が小袖にカッコイイところを見せられる日は来るのでしょうか。
あたたかく見守りたいと思います(笑)。
一方、若君役の長谷川くん。
長谷川くん自身は朗らかな性格という印象ですが、今回は、少し精神を病んでいて狂気すら感じさせる若君を熱演していましたね。
どうにも感情移入しづらい役でしたけれども(^^;)、こればかりは仕方ないですね。
次郎吉、小袖を取り巻く人々
岡っ引きの徳五郎(高嶋政宏さん)、そば屋のおかみ・お染(濱田マリさん)など、個性の強い登場人物が多くて楽しいですね(^^)
個人的には、同心(渡部秀さん)に注目しております。
渡部さんが出演していた『仮面ライダーオーズ』や朝ドラ『純と愛』を観ていたもので(^^ゞ
第二回からは、千草(片瀬那奈さん)も出てきて、さらに賑やかになりますね(^^)
タグ
2014年2月12日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:テレビ