滝沢歌舞伎2014 感想その3:義経
滝沢歌舞伎 2幕の感想です。
これだけ時間が経ってしまうと、もはや書く意味がないような気もします(^^;)
ですが、1幕の感想だけというのも中途半端なので、簡単に2幕の感想も書いておきます。
といいつつ、個人的には滝沢歌舞伎は1幕の方が好きだったりします。
個人的な意見ですが、2幕は義経のお芝居をじっくり見せてくれるので、もう少しベテランの役者さんで固めてほしいなあという気持ちがあるんですね。
もちろん、長谷川くんのような経験のある後輩も出演していますし、Jr.もみんな与えられた役をしっかり演じきっていると思います。
ただ、お芝居というのは努力だけでは補えないプラスアルファがあると思うんですよね。
経験値からにじみ出る説得力のようなものです。
この「義経」という芝居は、物語が重いので、ベテランの役者さんが京本政樹さんのみということで、少し物足りなく感じてしまいました。
キャストのほとんどがJr.で勢いがありますから、2部で『鼠、江戸を疾る』を観たかったような気もします。
辛口の感想になってしまって、すみません。
上にも書きました通り、個々の演技に不満があるわけではないです。
特に、安宅の関の場面は心打たれました。
タッキーの義経は、年々風格が増していますね。
大河ドラマの頃から「若い主君を見守る家臣たち」という印象が強かったのですが、日生劇場での平将門を経て、去年あたりからはもう堂々たる主君だなあと感じます。
長谷川くんの三郎は涼やかでしたね。
三郎はいつも和ませ役でしたが、今回は深澤くんがそのポジションだったので、とても新鮮でした。
女性に人気がある三郎って初めて観た気がします(笑)。
DVDが発売されたら、またじっくり見返そうと思います。
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2014年6月22日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:舞台