ドラマ『悪党』(20121130)感想

考えさせられるドラマでした。

ドラマ感想

加害者を赦せるのか?
赦すとは何か?
罰を与えるとは何か?

そんな問いを視聴者に投げかけてくるような、重いテーマのドラマでしたね。
加害者と被害者という真逆の立場でありながら、どこか修一(滝沢くん)と坂上(要潤さん)は似ている部分もあり、表裏一体のように見えました。
観ている間は、とても苦しかったです。
それでも、そんな中で探偵事務所の木暮(渡哲也さん)や染谷(戸田恵子さん)とのやり取り、また、はるか(北乃きいさん)とのやり取りに少しホッとさせられる部分もありました。

滝沢くんが「常に心を閉ざしているのではなく、普段はわりと普通なので役作りが難しかった」みたいなことを事前のインタビューで言っていた気がするのですが(うろ覚えなので、実際の言葉とはかなり違っていると思います)。
実際に観て「そうか、こういう感じなんだ」と、すとんと自分の中で落ちる感じがしました。
それでも、修一は基本的に笑わないんですよね。
殺された姉の映像を観てしまったシーンが、もう観てても本当に痛くて、しんどかったです。
病院で狂ったように笑うシーンも辛かったな……。鬼気迫るものがありました。

だからこそ、ラストの笑顔には心が温まりました。
(まあ、その後の本当のラストが、すんなり終わらない感じで「うわ、こう来るかあ」とドキッとさせられましたが。)
実家に戻るシーンも好きです。
ようやく、お父さんとそういう会話ができるようになったんだろうなと思いました。

2時間ドラマだったから時間なかったんだろうなーというのはわかるのですが、はるかとの距離の縮まり方が少し唐突に感じてしまいました。
ふたりの関係はとても大事だと思うので、もう少しじっくり見せてほしかったところです。

実力のある俳優さんに囲まれて、滝沢くんも渾身の演技で見せてくれましたね。
30歳になった今だからこそ、これだけの表現ができるのかなと思いました。

その他いろいろ

○ファンなのでご容赦ください
翼くんが、ツアーのMCで「まじめにドラマとして観てても『タッキー、カッコイイ』とか思っちゃったりするんでしょ?」みたいなことを客席に向かって言ったらしいですね。
なぜ知っているのだ(笑)。
まさしく翼くんのおっしゃる通りでした。
こんな重いドラマなのに、ほんとにすみません……。

○要潤さん
要潤さん演じた坂上は、『ボクらの時代』でのおもしろい素顔とはまったく違う、怖い人でした。
役者さんってすごいなあ。
『ボクらの時代』での遠慮がちな雰囲気を見るに、じっくり親しくなる前に撮影が終わっちゃったんでしょうね(笑)。
それとも、役が役だから、期間中は意図的に距離を置いてたりもしたのかな?

○ロケ地
生田くん、ハイ!』で背景に映っていた床屋さんは、修一の実家だったんですね。

○盛岡出張
ラストで、修一は盛岡に出張していました。
折しもドラマ放送日は、タキツバの岩手コンサート。
この出張ってやっぱり、タキツバのコンサートのお仕事だったのでしょーか(笑)。
撮影スケジュールはかなりハードだったそうですし、この内容では精神的にもそうとうキツかっただろうと思います。
合間のタキツバコンサートで、滝沢くんが癒されていたらいいなーと思いました。

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2012年12月2日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:テレビ

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ノアといいます。もともとタッキー&翼はわりと好きで、テレビの歌番組などは観ていました。
そんなある日、友だちが「滝翼春魂」のDVDを貸してくれました。
「うわーすごく楽しい!」「副音声もついてるんだ! 仲いいなー!」と、すっかりタキツバの魅力にやられてしまいました。よろしくお願いします(^^)
ツイッターアカウントはnoa617noaです。

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